写真を撮る時に背を高く見せるトリック

意外と簡単な身長詐称テクニック

身長の高低は特に男性にとっては重大なコンプレックスのもとになります。
昔話ではフランスのナポレオンは非常に身長が低いことをコンプレックスに感じていたため、人前に出る時は馬上から下りなかったと言われている程です。

身長が低いということは、周囲はそれほど思っていなくても本人が一番気にしてしまう問題であることから、写真を撮るときには意識してそれとわからないように撮影をしたくなります。

男性の身長を詐称するテクニックは実は芸能界などでも比較的ありふれた方法で、170cmを超えるようなモデル出身の女性と並ぶときには、大抵の男性芸能人はちょっと特殊な写り方をしているのです。

写真というのは構図次第で、いかようにも見せることができるという特徴があります。
その最も基本的なテクニックとなるのが「遠近法」です。

「遠近法」は小中学校の美術の時間に習った記憶があるのではないかと思いますが、近くのものは大きく、遠くのものは小さく見えます。

このテクニックは案外簡単に使えるので、もし身長にコンプレックスがあるという人はぜひ試してみてください。

視線の向きや高さが身長の印象になる

まずもっとも簡単なテクニックは、自分よりもさらに身長の低い人と一緒に写真をとるということです。
身長160cm台の男性であっても、隣りにいるのが140cm程度の女性であればかなり身長が高く見えます。

ただこれは相手がいることですし、引き立て役になってくれと頼んでいるようなものなので、正直あまりおすすめしません。

次に巧妙なテクニックとなるのが、自分よりも背の高い相手と「視線」の位置を合わせるということです。

人は相手との身長差を見上げる・見下ろすということで判断していますので、写真に写っている複数の人の視線の位置がほぼ同じであれば、自然と身長もそう変わらないのだろうと判断します。

最も単純なテクニックでは、足元を写さず台座の上にのってしまうものがあります(これは芸能人も多く使っている方法です)。

また身長差がある場合は、背の高い人を前にして自分は後ろに下がって写る、というのもよく使われる遠近法の応用です。

とっておきのテクニックとしては、背の高い人と両肩を組んで顔の位置を一緒にしてしまうということがあります。
このときのポイントは自分が真ん中で左右に身長の高い人をおくと、自分の立ち位置が左右の二人よりも自然と後ろに下がりますので、それがさらに身長を高く見せる要素になります。

ちょっと姑息な方法ですが、帽子をかぶって身長を水増しするというのも10cmくらいの差では有効です。

軽く腰をかがめ気味にして、帽子を持ち上げて頭から高い位置で写すと、身長差が殆ど無いように見えます。