超新鮮のままトマトを食べられる保存のコツ
トマトの一番美味しい時期は6月~8月
トマトは調理法を選ばず簡単に食用をすることができ、なおかつ栄養価が非常に高いことから、年間を通じて非常に多くの量が消費されます。
世界で最も多く消費されている野菜としても知られているトマトは、特に赤道に近い年間を通じて温かい気候をしている国々での生産量・消費量が非常に高くなっています。
日本でも熊本県をはじめとし、全国各地でトマトは生産されています。
ハウス栽培によって年間を通じていつでも購入ができるので特に意識をしていない人もいるようですが、トマトの旬は本来的には6月~8月の初夏から真夏にかけての時期です。
野生のトマトがもともと生育していたのはペルーなどの南アメリカ大陸だったとされていることから、トマトは温かいところを好む傾向があります。
ただし夏だけでなく時期をずらして行う生産方法が確立していることから、日本では夏場だけでなく10~11月頃にも二度目の旬を迎えます。
新鮮でおいしいトマトを食べたいのであれば、この旬の時期を逃さずにたっぷりと購入しておくようにしたいところです。
参考>>トマト:旬の時期と主な産地や特徴
なおトマトの鮮度の見分け方としては、まず表面の色が十分に赤く熟しているかどうかという事があります。
トマトの重要な栄養素のトマトリコピンはトマトの色素にこそ多く含まれていますので、赤く熟したトマトであるほどしっかりとした味と栄養素を持っているのです。
またトマトは収穫してから時間が経過することにより、ヘタの部分が丸くなっていくという特徴があります。
新鮮な摘みたてトマトは色艶がよく、ヘタがピンと伸びていますので、そうしたものを選ぶようにするとよいでしょう。
緑色が残るトマトは少し時間をおいてから食べましょう
トマトは鮮度によってかなり味が変わってしまい、また熟しすぎると柔らかくなって流通しにくくなることから、ほとんどのものはまだ緑色が残っている状態で収穫します。
青みが残るトマトを購入した場合、すぐに食べてしまうと酸味が強く、歯ごたえも固いです。
より美味しく食べるためには室温に置いておき、様子をみて赤くなった頃に食べるとよいでしょう。
最初から完熟しているトマトは数日の内に傷みが進行してしまいますので、野菜室などの低温の場所に置いておきますと長持ちさせることができます。
ちなみに豆知識ですが、トマトの品種の中には最初から赤くならないタイプのものも含まれます。
または本来赤くなるトマトを緑のまま収穫して、あえてその状態で食べるという料理もあるのです。
「フライド・グリーン・トマト」という有名な料理もあり、アメリカのKKCで当たり前にメニューに乗っていたりします。