在宅勤務をするなら週一から始めよう

在宅勤務を成功させる方法とは

働き方改革により、近年急激に増加傾向にあるのが在宅勤務です。
在宅勤務は以前より希望をする人が多いことでもよく知られており、わざわざ会社に出社をしなくても自宅で必要な業務をすることが出来る利便性は、多くのところで導入が進められてきました。

政府としても2020年までにテレワークを導入する企業を、12年度時点の3倍にまで増やしたいという目標を掲げています。

既にテレワークを導入している企業としては、日産自動車や東急リバブル、資生堂といったところがあります。

在宅ワークが推奨される理由の一つが、女性の社会進出です。
女性は将来的に結婚や出産を考えると、どうしても従来通りの会社に出社してそこで長時間勤務をするということが出来にくくなってしまいます。

せっかく築いてきたキャリアが、結婚から出産を選んだことにより中断してしまうということは、女性本人のみならず社会的に大きな損失となります。

そこでより自由度の高い勤務を可能とするため、業務の一部を会社ではなく自由な場所で行えるようにしよう、というのが在宅勤務推奨の背景です。

在宅勤務といっても企業によって方法はそれぞれで、週のうち何日かの在宅ワークを認めている場合もあれば、完全に在宅で勤務をしても良い、としているケースもあります。

また、完全に在宅勤務導入を決めているわけではないものの、将来的な実験という意味でトライアル在宅勤務を始めている企業なども出てきました。

いずれにしても現在は過渡期であり、今後在宅勤務という形はどんどん進化していくことが予想されます。

在宅勤務のメリットとデメリットを考える

一見いい事づくめのように思える在宅勤務ですが、実際に導入をしてみて、初めてわかる問題もあります。
例えば、在宅勤務が完全に認められてしまうと、社内で終わらなかった仕事が当然に在宅への持ち帰りになってしまうことです。

出社と退社というメリハリが無くなってしまうことで、仕事をしている人は常に24時間仕事をしなくてはいけないかのような気持ちになってしまいます。

実際に在宅ワークを始めた企業も、そうした導入後に問題が発覚したことにより、一時取りやめをしてしまったケースもあるのです。

もし在宅勤務が希望制で導入されたら、いきなりフルタイムで在宅ワークをするのではなく、まずは週1くらいの割合で少しずつ慣らしていくことが勧められます。

問題が多くある在宅勤務ですが、上手に導入をすることで働き方がより自由になり、社会参加がしやすくなります。

これから在宅ワークを希望する人は、自分なりのやり方を見つけていくとともに、よりよい方法をどんどん提案していってください。