寝苦しい時に実践した眠る為の方法

睡眠障害に悩む人にありがちなこと

現代人は常にストレスと戦っていると言われますが、それを象徴しているのが睡眠障害に悩む人の多さです。
現代人のうち、睡眠障害を経験したことがある人は全体の4割とも5割とも言われており、単に「寝付きが悪くて眠れない」というものから、「体は疲れていて眠りたいのにどうしてもぐっすり眠ることができない」というものまで、様々なケースがあります。

そもそもどうして眠れない状況が起こってしまうかというと、睡眠をしていても眠りが浅すぎるために、どうしても熟睡状態になる事ができないからです。

人が睡眠をしているときには寝たばかりの時間帯のレム睡眠と、熟睡状態になった時に出るノンレム睡眠の二つの波が発生します。

例えば、騒音がうるさいところで眠ってしまった場合などは熟睡状態になることができず、浅い眠りのままとなってしまうのです。

人の体の機能を調節するのは自律神経であり、そのうち興奮状態を司る交感神経と、リラックス状態を司る副交感神経とが交互に作用しています。

ところがストレスが過剰になってくると副交感神経が優位に働かず、常に交感神経による興奮状態や緊張状態が続いていくことになってしまうでしょう。

これが寝苦しさや眠りの浅さを作り出す原因になります。
よく眠ることはストレス解消のひとつと言われますが、実際にはストレスが高すぎると今度は眠ることができない状態になってしまう訳です。

リラックスして脳を休ませよう

快適な睡眠をするためには、できることから始めてみましょう。
まず睡眠を妨害している最も大きな原因から、気持ちを離してみるということが大切です。

その上で、眠る前の脳に強い刺激を与えてしまうブルーライトを遮断しましょう。
ブルーライトはパソコンのディスプレイもしくはスマートフォンの画面から発生するものなので、少なくとも眠る2時間前にはそうしたものを見ないようにしてください。

次に普段使用している寝室が、環境的に良くないものではないか、考え直してみてください。
一般的に寝室は日当たりの良い南側が好まれますが、生活が夜型であったり起床時間が遅くてもよい人の場合には、あまりにも早くに朝日が差し込む環境はむしろ睡眠を妨害することになります。

最後に、寝具は思い切ってよいものに購入してみてください。
寝具の良し悪しはそのまま睡眠の質に直結してくる事が多いので、どれを選ぶかは大変重要です。

例えば羽毛布団一つにしても、その素材の生産地によって、眠ったときの印象がかなり変わってきます。品質のよい羽毛布団は、北欧の寒い地域で育った水鳥の羽毛を使用しています。寒い地域の水鳥は、体の熱を逃がさないよう羽毛が成長しているため、非常に保温性が高いのです。水鳥の種類によっても羽毛の質は変わるため、生産地と種類を細かく確認することが大切です。

またシーツの状態でも、寝心地は変わって来ます。シーツは吸湿性のよい綿100%のものが好ましいですが、それだけではなくこまめに枕カバーと一緒に洗うようにしていくと、かなり快適な寝具状況になるでしょう。

素材や縫い方などよく確認して、品質のいいものを選びましょう。